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SEA-PARAの活動内容

SEA-PARAの活動内容

長崎の豊かな海を取り戻すために (長崎の海をパラダイスに!!)

 長崎の豊かな海を取り戻すために、漁場漁場造成上重要かつ漁業者から要望が強い「磯焼け対策・藻場回復」に関して、これまで以上に、一般社団法人長崎県漁場整備開発協会(以下「漁場整備開発協会」)をはじめ関係機関・団体、関係者との連携を強化していくとともに、県等の磯焼け・藻場回復対策について、関係する市町・漁協・漁業者等と協力した取り組みを行います。その具体的な取り組みについては、以下の項目にご紹介のとおりです。 
 また、近年世界的な問題となっている「海洋(マイクロ)プラスチック」に関連して、漁場及び魚など水産資源にも悪影響を与える海洋ゴミ問題に関しても、SDGsの長崎県の登録認証を受けた昨年から取組を開始したところであり、今後さらに、漁場整備開発協会をはじめ関係機関、市町、漁協等と連携して取り組んでいくこととしています。その具体的な取り組みについては、「SDGsの取組」に記載しています。 
 なお、基本方針の柱である「浜の声を漁場整備(藻場回復含む)に活かす」のもと、漁協を主対象に藻場回復及び海洋ゴミにかかる聞き取りを毎年実施し、水産庁・県などの関係機関に提案・要望するとともに、それぞれの内容などをお伝えしています。
 

西彼半島大瀬戸地先「2m角型魚礁の組み合わせ藻場礁の設置及び関係の調査」

 平成21年、国交省の「元気回復助成事業」で藻場回復をテーマとした取り組みで受託し、西彼半島大瀬戸地先で2m角型魚礁の組み合わせ藻場礁の設置及び関係の調査を実施しました。(受託費2500万円)

壱岐郷ノ浦地先「2m角型魚礁ユニットによる核藻場漁場の形成」

 平成27年の県公募事業(藻場回復新技術導入実践事業)に「2m角型魚礁ユニットによる核藻場漁場の形成」が採択され、壱岐郷ノ浦地先に設置を行いました。その後、改善対策も数回にわたり実施するとともに、調査等を継続中です。
 本年(令和5年)は、7月19日に調査を実施する予定です。

藻場回復にかかる関係機関・団体等との情報・意見交換

 藻場回復の各種事業も、本格的に始まり数年が経過し、検証等を行う時期にきていたことから、専門家による検証等を行う場の設置を県に提案し、2018年4月に「藻場回復ワーキンググループ」を発足いたしました。
 藻場回復の各種取組等について検討などを計8回にわたり行い、行政や研究機関に提言も行いました。
(メンバー:県水産部、県水産試験場、西海区水産研究所、一般社団法人水産土木建設技術センター長崎支所、当協会、当NPO法人)
 同ワーキンググループは一定の役目を果たしたことから、令和4年度(2022)からは、「藻場にかかる情報交換会」を開催しています。昨年(令和4年)は2回開催し、県内の春と秋の藻場の状況や今後の取組などについて、情報・意見交換を行いました。

藻場回復のための県内の藻場の現地確認調査

 藻場の回復のための様々な取組に寄与することを目的に、昨年(令和4年)から、県内のうち本土地区を主体に、潮間帯を主に、春季と秋季に藻場の現地確認調査(干潮の時間帯での目視と標本採集)を実施しています。なお、種の同定(令和4年秋季から行い本格的には令和5年から)は県総合水産試験場のご厚意により行っていただいています。
 これらのデータは、県総合水産試験場、県水産部、水産土木建設技術センター長崎支所及び関係の専門家などに提供するとともに、上記の情報・意見交換会での参考データとしても提供しています。

《参考》※地区毎の箇所数などは実績に記載しています
○地区としては、県南地区がほぼ全域、県北地区は一部(平戸~松浦及び鷹島)です
○令和4年は、春季は、まずは概況を知るため、特に県南地区はかなり多くの地点を観察しました。秋季は、春季に繁茂している地点を対象に、四季藻場の形成種の確認などを目的に観察しました
○令和5年は、春季は、昨年の観察結果を踏まえ、さらに地点を絞り月変化も含め観察し、標本採集も実施しました
 ※秋季は、上記地点をさらに絞り実施予定です

藻場回復、磯焼けにかかるシンポジウム、親子学習セミナーなどの開催

 藻場回復及び磯焼けにかかる現状・問題点・対策などについて、関係者や大学及び親子などの一般の方に知っていただき、今後のさらなる活動に拡がっていくことを目的に、シンポジウムや親子学習セミナーなどを開催しています。
 過去の実績は下記の個別項目にご紹介しているとおりですが、昨年はトヨタ・ソーシャル・フェス2022!!「藻場再生・保全プロジェクト」in伊王島(10月16日開催、主に親子の方が参加)で、藻場回復にかかる話をいたしました。

藻場回復・造成にかかる長崎大学シンポジウム

長崎大学にてシンポジウム1

長崎大学における藻場造成シンポジウム
  • 日時:平成26年12月12日 14:30~17:35
  • 対象:長崎大学学生他
  • テーマ:長崎大学における藻場造成シンポジウム
  • 参加人数:187名

長崎大学にてシンポジウム 2

藻場回復シンポジウム
  • 日時:令和2年1月14日 13:30~17:00
  • 対象:長崎大学学生他
  • テーマ:藻場回復シンポジウム
  • 参加人数:225名
※県ボランティア基金より403,000円の助成金あり

磯焼けにかかる親子学習対象セミナー

親子学習対象セミナー1

親子学習対象セミナー
  • 日時:平成30年3月26日 13:30~15:30
  • 場所:長崎市立図書館
  • 対象:幼児小学生親子他
  • テーマ:親子で学ぼう「磯焼け」セミナー
  • 参加人数:148名

親子学習対象セミナー2

親子学習対象セミナー
  • 日時:平成30年8月27日 13:30~15:30
  • 場所:青潮学園
  • 対象:青潮学園に通う小学生
  • テーマ:親子で学ぼう「磯焼け」セミナー
  • 参加人数:67名
※県ボランティア基金より289,000円の助成金あり

広報活動

広報活動 1 【テーマ:本県の磯焼けの現状と対策】

  • 日時:平成28年2月26日号
  • 場所:長崎新聞
  • 内容:県水産部参事監、試験場介藻類科長、特定非営利活動法人NAGASAKI SEA-PARA NET理事長との対談

広報活動 2 【テーマ:藻場について知ろう!】

  • 日時:平成28年7月9日号
  • 場所:長崎新聞メクル(毎週土日発行)
  • Q&A:特定非営利活動法人NAGASAKI SEA-PARA NET理事長回答

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